2025/08/22 17:33
「継ぐ」ことで生まれる、新しい美しさ。

Kintsugi Print Flare Dress WHITE
割れた陶磁器の破片を漆で丁寧につなぎ金で装飾する日本の伝統技法「金継ぎ」。
壊れたものを「終わり」ではなく「新たな始まり」として捉える。
時間の流れを受け入れ、時間とともに変化する美を愛おしむ、そんな「金継ぎ」がもつ美意識から着想を得たArobeオリジナルのテキスタイル。
金継ぎ ― 傷をアートに変える知恵と技術

金継ぎ(きんつぎ)とは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、継ぎ目に金粉や銀粉をあしらって仕上げる、日本独自の修復技法。
「壊れたものを、元通りに戻す」のではなく、あえて“傷”を見せながら、そこに新たな価値と美を見出す。
それが、金継ぎという文化と技術です。
欠けたからこそ生まれる風景。
それは、過去を否定せず、未来へ繋ぐための静かな肯定でもあります。
テキスタイルに宿る、継ぎの美学

オリジナルのテキスタイルとして、組み合わされた柄は、まるで割れた陶片が再構築されたようなデザイン。
そこに描かれているのは、菖蒲や梅など、季節を彩る草花のモチーフや伝統的な器の柄。
いずれも、割れた器に残る絵柄のように、断片的でありながらも確かな物語を語っています。
あえて不均一に構成されたプリントが、全体にリズムを生み、
静かに、でも確かな存在感で、見る人の記憶に残ります。
まとうことで、満ちていく

大胆でありながら、どこか静謐な佇まい。
しなやかに揺れる生地と、襟元や袖のクリーンな白が織りなすコントラストが、
過去と未来、欠けと美しさを一つに繋ぎます。
まとう人の内側にある“継いできた時間”を、そっと肯定してくれるようなドレス。
それは、ただ着飾るのではなく、文化やアートをまとうということ。
壊れたことも、傷ついたことも、美しくあっていい。
Arobeが贈る、金継ぎのドレスは、そんなあなたに寄り添う一着です。
▼Arobe 2025 FALL&WINTER COLLECTION
https://arobe.jp/2025-aw/
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